Côtes du Jura Chardonnay La Gravière
Côtes du Jura Chardonnay La Gravière 2015
コート ド ジュラ ラ グラビエール
タイプ:白ワイン 1500ml
生産地域:フランス ジュラ
生産者:Jean-FrançoisGanevat ジャン-フランソワガヌヴァ
ぶどう品種:シャルドネ100%
ヴィンテージ(年):2015年
熟成:30ヶ月 シュール・リー
アルコール度数:不明
1.味わい
2.合わせる料理
〜秋刀魚と焼き茄子のルーロー仕立て 酢橘の香り 茄子のクリーム〜
焼き茄子🍆と皮目を炙った秋刀魚🐟をコンソメジュレで固めたお料理です。
茄子+秋刀魚の組み合わせの料理で「和食フレンチ」のようなお料理。
コンソメの旨味成分も多く、シュール・リーされたワインと合います。
3.このワインをペアリングに選んだ理由
秋刀魚に合わせるワインを選ぶ際に、
この写真の付け合せに着目いたしました!!
そう酢橘です!!
なので辛口かつ酸味の強いワインを選びました。
さらにコンソメの旨味と茄子の甘みにはシュール・リーされている今回のワインがぴったりだと思いました。
4.旨味や風味をワインに付与するシュール・リー。
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一般的な白ワインの醸造の過程では、
発酵が終わったあとは、上澄みを他へ移し、
底の澱は取り除く澱引きという作業をおこなうのですが、
シュール・リー製法の場合は澱引きをせず
そのまま春までおいておくという醸造方法です。
これにより、ワインが澱(酵母)と長い間、接していくことで、
発酵を終えた澱が自己分解して、アミノ酸や多糖類などに変わり、
ワインに旨み(アミノ酸)が溶け込むことができます。
一方でこの製法は、雑菌などが繁殖しやすいため温度管理がとても重要になります。
ですので、シュール・リーと明記されていたら
ひと手間かけたコクのある美味しいワインと言えるでしょう。
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5.ジャン-フランソワガヌヴァについて。
彼は【最先端のワイン】を作るために【過去の醸造技術】と【古代品種】に目をつけました。ボーヌにて醸造技術を勉強し、シャサーニュモンラッシェのジャンマルクモレイのもとで9年間修行を積みました。そして1998年に家族経営であるドメーヌに戻り14代目の当主となりました。
この際の彼の夢は
【ブルゴーニュの最高のワインと同じ哲学でジュラのワインを作る】
ことでした。
・色々な樽を使用
彼は一般的なバリックも使用しますが。デミムイド(600リットルの樽)、より大きなトロンコニック樽、そして2014年以来、イタリアからの裏打ちされていない粘土のアンフォラなどの様々な
樽を使用します。それぞれの樽でシュール・リーをすると澱との接触面積によりワインもそれぞれの樽によって風味が変わります。それらを混ぜることにより、より複雑味が増すそうです。
・40種ものワインをリリース
彼は買いぶどうでのキュベを多く出しております。
コート・ド・ジュラと表記のあるものに関しましては自社畑。
ヴァンドフランス と表記のあるものに関しましては、ボジョレー、サヴォワ、アルザス からそれぞれぶどうを購入しワインを作っております。
ラベルなどを見ると、ヴァンドフランスに関してはチャーミングなラベルが多く彼が楽しんでワインを生産しているのが見て取れます。
こちらは、お子さんが書いた絵のようです!
プールサールも程よい酸味で美味しかったです。
猿田 泰希